【歪曲収差】

歪曲収差とは、直線を映し出そうとすると曲がって映し出されてしまうという収差のことで、画面の中心よりも周辺のほうで、この収差が顕著にみられることが知られています。

また歪曲収差には2種類があり、外側へ向けて曲がるのが樽型、内側へ向けて曲がるのが糸巻き型と呼ばれています。

歪曲収差は英語で「ディストーション」であるために、日本でもそう呼ばれることがあります。

球面のレンズであることによって歪曲収差が生じますので、非球面レンズを使うことで収差を抑えることができます。