6月, 2014年

【アクティブ型除振台】

2014-06-30

アクティブ型除振台は、何らかの振動が伝わってきた場合、その振動とは逆向きの力を加えることで振動を瞬時に打ち消すことができる、という仕組みです。

このため、除振台全体の電子制御が行われており、伝わってくる振動についてはセンサが常に監視しています。

なんらかの振動を検知した場合には、アクチュエータが逆向きの力を加えることで除振効果を生み出しています。

低い周波数の振動に効果が高いとされてきましたが、最近では高い周波数の振動にも効果が出るタイプの除振台も開発されています。

【XYステージの移動のさせ方】

2014-06-25

XYステージは、標本を観察する際にステージごと動かすことができますが、ではステージを移動させるにはどのような方法があるのでしょうか?

まず、ギアを用いて手動でステージを動かすものがあります。

またマイクロメーターが付いていて、移動距離を精密に決めることができるほか、移動した量そのものを計測できるタイプのステージもあります。

ステージ部分を大きくし、ステージを動かすハンドルが飛び出さないよう設計されたものは「スライドステージ」と呼ばれることもあります。

【回転ステージ】

2014-06-18

回転ステージはステージの周囲に角度の目盛がついており、ステージごと回転させて観察することができます。

偏光観察を行う場合には回転ステージを使用することがほとんどです。

偏光観察を行う場合は「観察の向きを変える事で、標本の明るさが違って表現される」という性質を利用するため、回転ステージが必要となるのです。

ステージの回転軸が1方向だけではなく、複数の回転軸を持つタイプのものもあります。

標本は光路の中心に置く必要があるため、十字動装置を用いて観察できる状態にすることも多くあります。

【コノスコープ観察】

2014-06-17

コノスコープ観察は、オルソスコープ観察とは逆に照明の開口数を大きくし、コンデンサとベルトランレンズを使います。

コンデンサレンズとベルトランレンズは、コノスコープ観察のときのみ使用されるため、光路から取り外しができる構造になっています。

コノスコープ観察では、オルソスコープ観察とは違って試料の形を見ることはできません。

試料を通過した光が干渉しあってできる干渉渦を観察することになり、試料の一軸性と二軸性の識別や、光軸角の測定をする際に役立つ観察方法です。

【オープンニコル、クロスニコル】

2014-06-16

オルソスコープ観察を行う時、偏光子のみを使って観察を行う方法を「オープンニコル」、検光子も差し込んで観察を行う方法を「クロスニコル」と呼びます。

オープンニコルの状態では、レンズを通してみた視野は明視野に見えますし、クロスニコルの状態では暗視野に見えます。

いずれの方法でも、ステージを回転させることで、試料の角ごとに増光・減光が起こり、紫色・緑色・青色・白色・オレンジ色などの干渉色が観察されます。

鋭敏色板は、干渉色の変化をよりはっきりと観察したい場合に使います。

【偏光子と検光子】

2014-06-13

偏光顕微鏡で、コンデンサ部に設置される偏光板のことを「偏光子」「ポラライザ」と呼びます。

これは、光源から試料にあたる光を直線偏光にするための偏光板であり、かつてはニコルプリズムというものが使われていましたが、現代では安価な偏光フィルムが手に入りやすくなり、偏光フィルムをガラス板で挟んだものが、偏光子として用いられることが増えました。

検光子は変更しの偏光振動面と90度になるよう配置できる偏光板で、不要な場合には取り外すこともできる構造です。

【オルソスコープ観察】

2014-06-12

偏光顕微鏡での観察には「オルソスコープ観察」と「コノスコープ観察」の2種類があります。

このうちオルソスコープ観察は、コンデンサやベルトランレンズを使用せず、照明の開口数は小さく、4倍~10倍程度の対物レンズを使って、試料の複屈折性を観察します。

試料は、光学顕微鏡で観察した際のように形としてみることができます。

オルソスコープ観察の中には、偏光子・検光子の使用・不使用のやり方によってオープンニコル、クロスニコルという2つの方法があります。

【ハレーション防止のために】

2014-06-10

金属等を観察する場合など、ハレーションを起こしやすい状況でも、より観察しやすい状況を作ってくれるのが「ハレーション防止アダプタ」です。

レンズに取り付けるだけで、指向性のある照明光を拡散し、ハレーションを起こしにくくします。

この他にも照明への工夫や、ハレーション防止スプレーなどを使っての観察が行われることがあり、さらには画像処理ソフトの側でハレーションを除去してくれるという場合もあります。

どの方法にもデメリットがゼロではありませんので「どのような試料を観察するのか」をもとに、もっともデメリットの少ない方法を選ぶことが必要でしょう。

【バックフォーカス調整とは?】

2014-06-09

バックフォーカスとはレンズの最終端から焦点面までの距離のことです。

マイクロスコープの仕様を見ると「バックフォーカス調整」の要・不要についても書かれてありますので、事前にチェックしましょう。

バックフォーカスがずれるということは、ピント調整がうまくいかないことにつながりますので、注意が必要です。

バックフォーカス調整が不要のものは、便利な面もありますが、バックフォーカスを調整できる機構が付いているレンズをあえて選び、使用者の状況に合わせて調整するという方法もあります。

【高性能顕微鏡とマイクロスコープ】

2014-06-06

製品の状態を観察するために高性能顕微鏡を使っているケースも多いでしょう。

ただ、高性能顕微鏡は価格が高いことと、外部への持ち出しが大変になるということから、「納品した製品・部品等について客先でチェックしたい」という場合には不向きなことも。

持ち出しの可能なマイクロスコープなら、社屋・工場から持ち出しての検査・検品も可能です。

必要な画像の精度にもよりますが、高性能顕微鏡に比べて安価で、持ち出しのできるマイクロスコープのほうが適している場合もあります。

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