9月, 2014年

【顕微鏡的多発血管炎について】

2014-09-30

人間の体内には、顕微鏡で観察しなければならない微細な血管が存在し、生命の維持に重要な役割を果たしています。

しかし、これらの微細な血管の血管壁に炎症、出血、血栓の形成などのトラブルが起こることが原因で、臓器や組織に十分な血液が流れ込まないという状況が起こる病気があり、「顕微鏡的多発血管炎」と呼ばれます。

特に、腎臓や肺の微細な血管が壊死するということが特徴的で、正しく治療を受けなければ生命にかかわる病気です。

なお、治療費については公費負担を受けることができます(認定基準あり)

【実験ノート等の重要性】

2014-09-29

2014年、分析機器・科学機器遺産に認定された「第一号磁界型電子顕微鏡および関連資料」ですが、「関連資料(設計図500枚、研究記録ファイル1000冊を含む)」まで含めて認定されたことには理由があります。

このために、電子顕微鏡の開発成功までにどのような紆余曲折があったのか、何に失敗したのかということも含めて、後世の人間が知ることができるのです。

仮に目覚ましい研究成果を上げたとしても、実験ノートや資料などをきちんと示せなければ、成果の信ぴょう性を疑われるという事態にも発展しかねません。

研究者となろうとする人々(学生など)に、実験ノートの大切さを伝える機会が増えればと願います。

【日本で初めての「磁界型電子顕微鏡」とは?】

2014-09-26

そもそも電子顕微鏡は1931年(昭和6年)にドイツで試作されたものですが、その情報を手に入れた大阪帝国大学の菅田榮治助教授は1934年(昭和9年)から研究をスタートしています。

そして磁界レンズを用いた日本で初めての電子顕微鏡は1939年(昭和14年)に製作が行われました。

それから70年以上の時を経た2014年、日本は世界一の精度を持つ電子顕微鏡の開発に成功したのですが、やはり1号機を開発した人々の業績は非常にすばらしいと言えるでしょう。

【分析機器・科学機器遺産とは?】

2014-09-25

一般社団法人日本分析機器工業会 (JAIMA)と一般社団法人日本科学機器協会 (JSIA)は、日本人の生活や教育など様々な分野で貢献度の高かった分析機器・科学機器などを「分析機器・科学機器遺産」として認定する活動を行っています。

2014年には3回目の認定が行われ、大阪大学総合学術博物館に保管されている「第一号磁界型電子顕微鏡および関連資料」や東北大学多元物質科学研究所の「HU-11B形 日立電子顕微鏡」など16件が認定されています。

顕微鏡・マイクロスコープは、最先端技術の開発が常に求められますが、過去の積み重ねがあったからこそ今、そして未来が成り立つのだということが分かりますね。

【精度世界一の電子顕微鏡】

2014-09-24

顕微鏡はナノテクノロジー、スピントロニクスなどの世界では欠かせないものですが、では世界で精度ナンバーワンの電子顕微鏡はどの国が保有しているでしょうか?

実は、2014年9月、東京大学の幾原雄一教授と柴田直哉准教授らが開発した電子顕微鏡が現在のところナンバーワンなのです。

それまでは、アメリカのローレンス・バークレー国立研究所が保有していた記録が最高だったのですが、このたび日本・東京大学の研究チームがそれを上回ることとなりました。

【電子スピン運動を捉える顕微鏡】

2014-09-22

2014年7月、筑波大学数理物質系の重川秀実教授らは、1000兆分の1秒の電子スピン運動を観察することができる顕微鏡を開発したと発表しました。

重川教授のグループは、2010年にも新しい顕微鏡を発表していますが、2014年7月に誕生した顕微鏡はその成果を発展させたものです。

既に実用化されている走査型トンネル顕微用の技術、そしてレーザーを組み合わせることで、このようなナノテクノロジーの世界の発展に大いに役立つ顕微鏡が誕生したのです。

顕微鏡の開発も喜ばしいことですが、日本の科学に対する信頼は、世界でもまだまだ通用するものだと世界にアピールする機会となるといいですね。

【落ちない汚れを観察すると】

2014-09-19

ご家庭では食器から衣類まで「洗っても落ちない汚れ」に悩まされることもあるでしょう。

汚れが落ちないのは、「汚れの質を把握しておらず、洗い方・汚れの取り除き方を間違えている」というケースが考えられます。

「繊維製品が汚れている」と思い込んで、洗剤を使いゴシゴシと洗っても取れないという場合、マイクロスコープで観察してみると「別の繊維やゴミなどが絡みついていた」ということが分かる場合もあります。

マイクロスコープで汚れの原因を把握すれば、正しい対処ができるようになります。

【角栓の正しいケアとは?】

2014-09-18

小鼻の黒ずみの原因として「角栓」の存在が知られています。

マイクロスコープで観察すると、はっきりとその存在が分かりますので「取り除いてしまいたい!」という気持ちになりますし、実際に角栓を取り除くためのパック剤なども多く販売されています。

ただ、最近は「角栓を取り除くことのデメリット」も論議されています。

パック剤などで力任せに取り除くのではなく、蒸しタオルなどを使って毛穴を開かせた状態で、洗顔料やオイルなどを使い、優しく洗顔をするという方法が望ましいでしょう。

パック剤ほどの即効性はありませんが、マイクロスコープで観察を続けると、確実に角栓の悩みが解消されていく様子が分かります。

【日焼け後の肌の変化】

2014-09-17

日焼け直後の肌をマイクロスコープで観察すると、乾燥が進み、時には炎症を起こした部位が見つかるかもしれません。

キメも荒くなり、小じわが目立つという人もいるでしょう。

日焼けには肌が赤くなる「サンバーン」と、肌が黒くなる「サンタン」という2つの反応があり、日本人の多くはサンバーンの後(もしくはサンバーンなしで)に、サンタンの反応を起こす人が多いです。

日焼け後は丁寧にスキンケアをすることで、肌は回復しますので、マイクロスコープで観察した結果にショックを受けるのではなく、むしろ回復の過程を追っていくことで自信を持つことができます。

【マイクロスコープで肌観察をして分かること】

2014-09-16

頭皮や顏などの肌をマイクロスコープで撮影することで、毛穴の詰まり方、乾燥の程度、キメの細かさなどが分かります。

ただ、それよりも大事なことは「新たな頭皮ケア・スキンケアなどを行った前後で、肌の状態がどう変わるか」ということです。

たとえば、以前の洗髪方法では頭皮がどう変化していたのか、新しい洗髪方法では頭皮の状態がどう変わるのか、ということをマイクロスコープで小まめに撮影しながら観察することのほうが、とても大切です。

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