11月, 2014年

【顕微鏡酔い対策のための眼鏡】

2014-11-28

眼鏡を掛けている人は、近視や遠視などの理由で目が疲れやすい素因を抱えていると言えるかもしれません。

その上に、顕微鏡を長時間使用することになり、しかも医療関係の仕事や研究などミスの許されない分野でストレスのたまる作業を続けているとなると、顕微鏡酔いを起こしやすい環境は揃っているでしょう。

最近は、眼鏡を作る段階で顕微鏡酔い対策を行うことができる眼鏡店が登場しました。

顕微鏡酔いによって作業効率が下がることに悩んでいる方は、顕微鏡酔い対策眼鏡を使用するといいかもしれませんね。

【顕微鏡酔いとは?】

2014-11-27

研究所や病院などで顕微鏡を長時間にわたり覗かなければならない人は、眼精疲労、めまい、吐き気、乗り物酔いをしたときのような気分の悪さに見舞われることがあります。

そのような症状を顕微鏡酔いと呼び、「顕微鏡酔い対策研究会」が発足して、そのような症状への対処法が考えられるようになっています。

ただし、眼精疲労は顕微鏡の長時間使用だけが原因となるのではなく、眼鏡が合っていないこと、白内障、緑内障などの眼の病気、自律神経失調症、更年期障害、耳や鼻などの病気が理由で起こることもありますので、体調全体への注意が必要です。

【キズミとは?】

2014-11-26

時計修理の職人さんというと、双眼実体顕微鏡よりも目に挟んで使うルーペを連想する人が多いかもしれません。

このルーペは「キズミ」と呼ばれており、手持ちのルーペとは違って、キズミならば職人の方が両手を使えるようになることから、重宝されています。

また、ルーペを他の器具で固定して時計を見ようとすると、時計や職人とルーペの距離が変わるごとに、ピントが合わないというトラブルが起こります。

そのため、目につけるキズミを通して時計を見ながら作業するのが便利なのです。

【時計修理と顕微鏡】

2014-11-25

時計を修理する職人の皆さんは、実体顕微鏡を使用して作業されることもあります。

20倍から40倍程度の倍率で時計の状態を確認できる双眼実態顕微鏡が広く使われており、人間にとっては「吹けば飛ぶ」ようなホコリの一粒まで確認して、時計修理が行われます。

部品の摩耗や劣化を確認したり、注油を行ったりする場合に、顕微鏡は便利だそうです。

また、倍率を上げ過ぎると、その分だけ視野が狭くなりますので、時計修理や部品の組み立てがかえって行いづらくなるとされています。

【顕微鏡のためのダイヤモンドナイフ】

2014-11-21

ダイヤモンドは美しい宝石という側面もありますが、いっぽうで「最も硬い物質」として、科学・産業など様々な場面で活用されています。

顕微鏡で試料を観察しやすくするためにつかうミクロトームという器具には、ダイヤモンドナイフが使われていることがあります。

特に電子顕微鏡で観察を行う場合には、試料は20~50nmという薄さに切り出すことが要求されるため、シャープな刃先に仕上げることができるダイヤモンドナイフが重宝されます。

費用は高額になりがちです。

【ダイヤモンドの鑑定と照明】

2014-11-20

昨今は、宝石・貴金属の「押買」が社会問題となっていますが、特にダイヤモンドの品質をチェックするには、照明の種類を選ばなければならないため、一般家庭の玄関先ではとても正確な鑑定ができません。

たとえば、顕微鏡の照明にも使われるハロゲンランプですが、ダイヤモンドの輝きを見る際には、実際以上に輝いて見えてしまうため適さないとされています。

また、クラリティのチェックには暗視野照明で観察できる環境が必要です。

そのため、一方的に自宅に押しかけてくる業者が、正確に鑑定できるはずがないと思い、用心した方がいいでしょう。

【鑑定書と鑑別書の違いとは?】

2014-11-19

宝石鑑定士の方は、目の前にある宝石が「どういう種類のものか?」をまず判断し、その後「その種類の宝石の中でどのような質のものか?」を見分けることになります。

「鑑別書」には、宝石の状態が書かれているのですが、「鑑定書」にはダイヤモンドの4Cを含めた状態まで記載されることになります。

つまり「鑑定書」がつけられるのはダイヤモンドのみということであり、他の宝石にはない特徴です。

ただ、鑑定書に書かれている4Cの情報が必ずしも正しいとは限らないため、鑑定士の方々はご自身の眼で鑑定をすることを大切にされています。

【暗視野照明でダイヤモンドを観察】

2014-11-18

ダイヤモンドの品質は「4C(カット、カラー、クラリティ、カラット)」の4つのグレードで判断されます。

このうち「クラリティ」とは、インクルージョンの量を表すもので、顕微鏡は暗視野照明を用い、10倍に拡大して検査を行います(必要があればさらに倍率を上げて検査することもあります)。

ただ、宝石鑑定士から見てクラリティグレードが同じであっても、インクルージョンの位置や、顧客がインクルージョンについてどう考えるかは個々のケースで違います。

そのため、商品として宝石を選ぶときには、クラリティ以外のグレードも考慮することが大切になります。

【宝石鑑別と顕微鏡】

2014-11-17

最近、「お手持ちの宝石を買い取ります」という業者も増えてきましたし、相続の機会にお母様やお祖母様から受け継いだ宝石を改めて手に取る方も増えているのではないでしょうか?

宝石の鑑別にも顕微鏡が活躍しており、特に宝石の中に含まれるインクルージョン(宝石に取り込まれた内包物)を観察するために、大いに役立ちます。

インクルージョン観察によって、宝石の種類が分かることや、産地まで特定できることもあります。

宝石鑑別には、顕微鏡の他に偏光器、分光器、ルーペなど様々な道具がつかわれます。

【電子顕微鏡のカラー画像はどう実現する?】

2014-11-14

従来の電子顕微鏡は、カラー表示ができないことが当たり前でしたが、九州産業大の磯部教授らは、光学顕微鏡と電子顕微鏡で撮影した画像を組み合わせることで、カラー画像として表示することを実現しました。

この技術を、2018年までに実用化すべく「医療診断技術開発センター」が設立されています。

電子線が照射されても変質しない蛍光色素のさらなる強化など課題もありますが、センターの名称にもある通り、実用化されればがんの転移を早期発見できることなどのメリットが考えられています。

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