【蛍石レンズの歴史】

蛍石レンズは、1873年にビュースターが顕微鏡用の天然結晶を使用する方法を開発していますが、大きな結晶を得るためには、蛍石を高温で融解して再結晶させる技術が必要でした。
蛍石レンズのデメリットとしてコーティングが難しいということがあったのですが、コーティング技術の発達(ステッパーが開発されたことによる)などによって、欠点もカバーされつつあります。
顕微鏡の世界だけではなく、望遠鏡や一眼レフカメラなどの世界でも、蛍石レンズが広く使われるようになっています。