2月, 2016年

【除振台・免震台とは?】

2016-02-29

マイクロスコープを使い、高い倍率で観察をしている時には、画面のブレが観察結果に大きな影響を与えることがあります。
画面のブレは、マイクロスコープになんらかの振動が伝わっていることが理由で起こってしまうこともあります。
そのため「除振台」「免震台」などの上で、マイクロスコープやスタンドなどに振動が伝わりにくい状態にした上で観察を行うという方法もとられています。
ただし、装置に伝わる振動というのは様々な原因で生じるものであり、振動の影響がまったくない状態を作り出すことは、除振台・免震台を用いても難しいです。

【XYステージの種類】

2016-02-26

試料をステージに置いた上で、ステージごと動かして観察に適した位置に試料を配置することができるのが、XYステージです。
XYステージを動かす方法は、様々なものがあります。
手動でステージを動かすためのギア用いるもの、ステージを移動した距離がわかるようマイクロメーターがついているタイプのものなどです。
「スライドステージ」と呼ばれるものは、ステージ部分を大きくし、ステージをステージを動かすハンドルが飛び出さないよう設計されたものを指します。

【スケール台とは?】

2016-02-25

ステージ上に載せた試料を観察する場合、その大きさなどを測定するために、ステージにスケール(物差し)を指し込んで観察できるようになっている「スケール台」を使用すると便利です。
試料の横にスケールを置いて観察してはいけない、というわけではありませんが、試料とスケールの高さに違いがあると、「試料に焦点を合わせるとスケールには合わない」という問題が出てきます。
スケール台を用いると、観察したい(焦点を合わせたい)高さと、スケールの高さがほぼ同じになるというメリットがあります。

【XYステージのメリット】

2016-02-24

XYステージを使用すると「試料をいったんステージにおいた後は、なんどもステージに触れる必要がなくなる」というメリットがあります。
初めから試料を中央におこうとすると、位置を決めるための手間暇がかかってしまうのですが、後から位置の調整ができると分かっているステージに試料を置くことになるので、試料に触れている時間が短くて済みます。
たとえば、医療機関等で臓器や細胞などを観察したい場合、長時間手を触れていると、体温で試料が変質する・機器が汚れるなどのデメリットがありますが、XYステージの使用によってその悩みが解消できます。

【XYステージとは?】

2016-02-23

ステージ上に試料を置いて、顕微鏡やマイクロスコープ(スタンドに固定した状態)で観察したい場合、ステージの中央に試料を置くと観察がしやすいです。
しかし、「初めから中央にぴたりと置く」ということが案外むつかしいものですので、「ステージ上に試料を置く→ステージごとスライドさせて、観察に最適な位置に移動させる」という方法が使われます。
このとき活躍してくれるのが「XYステージ」であり、X軸とY軸の方向(前後左右)にスライドさせることができるのが、XYステージの最大の特長です。

【回転ステージ】

2016-02-22

試料を回転させて観察を行うことが重要な「偏光観察」に欠かせないのが回転ステージです。
ステージの周囲に角度の目盛がついており、ステージごと回転させて観察できるようになっています。
偏光観察を行う場合は、試料を光軸の中心に置いた上で、「試料の向きを変えると、試料の見え方が違う」という性質を利用するため、回転ステージを用いることが重要です。
なお、ステージの回転軸が1方向だけではなく、複数の回転軸を持つタイプのものもあります。

【透過照明付きステージ】

2016-02-19

顕微鏡での観察の際、試料・ステージの後側から照明を当てると、試料の輪郭・影などを観察しやすくなります。
試料の計測を行いたい場合や、観察結果の画像に2値化処理を行う場合には、輪郭を浮き上がらせることができる透過照明による観察が適しています。
透明の微生物・細胞の内部を観察したい場合や、透明なものの中にキズなどがないかを観察する場合にも、透過照明が適しています。
そして、透過照明を実現してくれるのが「透過照明付きステージ」なのです。

【ガラス製品の検査には偏光顕微鏡が活躍】

2016-02-18

ガラス製品の状態は、人間の目でそのまま観察をしても、内部にひずみが生じているかどうかが分かりにくいものです。
しかし、偏光顕微鏡で観察することで、ひずみが生じた部分の偏光特性が変化したことを観察することができます。
ガラス製品を加工する際、熱処理が適切に行われなければ内部にひずみが生じ、内部のひずみが放置されると、その部分の強度が弱まります。
このような、ひずみの有無を検査するために偏光顕微鏡による検査が行われるのです。

【偏光顕微鏡は石綿の測定に役立つ】

2016-02-17

近年、人体に害を及ぼすことが知られるようになり、慎重な取扱いが求められている「石綿(アスベスト)」ですが、偏光顕微鏡は石綿の測定にもよく使用されています。
建築現場等では「石綿が存在するかどうか」が慎重に事前調査されますが、人間の目で見ても、石綿とグラスウールなどの物質との違いは、判然としません。
そこで、偏光特性を示すという石綿の性質を利用し、偏光顕微鏡で観察することによって、他の物質との鑑別に役立てているのです。

【偏光顕微鏡の用途】

2016-02-16

偏光顕微鏡は、物質の結晶構造などを観察するのに適しているため、鉱石・鉱物などを観察するのに広く使われています。
たとえば岩石の種別を判断するために、偏光顕微鏡を用いて鉱物の種類によって違う偏光特性を観察することによって、鉱物の種類を判別する方法があります。
また、生物の中でも微生物になると、一般的な光学顕微鏡で骨格を観察するのは非常に大変ですが、「骨格は偏光特性を示す」という性質を利用し、偏光顕微鏡での観察が行われています。

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