【金属顕微鏡のタイプ】

金属顕微鏡に限らないのですが、顕微鏡には正立型(試料を上から観察できるタイプ)と、倒立型(試料を下側から観察できるタイプ)があります。
たとえば金属の切断面を観察したい場合には、下側から観察できる倒立型金属顕微鏡を用いるのが便利です。
さらに、金属顕微鏡は明視野観察だけではなく、暗視野観察、偏光観察、微分干渉観察など様々な観察法が使えるようにもなっています。
ただし、金属顕微鏡は費用が数百万円と高額になることが多く、機能が多ければ多いほど費用もかかりますので「どのような観察目的で、どの程度、精密な結果を得なければならないのか」を事前に検討して顕微鏡を選ぶ必要が出てきます。