Archive for the ‘内視鏡などの情報’ Category

【非破壊検査が行われる理由】

2015-12-14

非破壊検査を行う目的の一つに、「機械・装置、製品などの信頼性を高める事」があります。
傷や欠陥を発見し、不完全な製品を世に送り出してしまわないようにすることが非常に大事であり、機械や装置が「期待された稼働時間のうち、どの程度の時間を実際に稼働したのか」を表す「信頼度」という数値を高めることに大きな意味があります。
また機械、装置が故障をして使用不能になると、その分の経済的損失が起こりますが、それを回避することも、非破壊検査の重要な目的です。
そして、機械、装置の不具合について正確に知ることができれば、製造工程を改良することも大切な目的なのです。

【きず・傷・欠陥の違い】

2015-12-11

非破壊検査において発見された「きず」が、ひらがなで「きず」と表記される場合と、「傷」「欠陥」と表記される場合では意味合いが異なります。
「きず」は、非破壊検査の全てが終了して、合否が分かるまで、その「きず」が有害であるかどうかが分からないため、柔らかい印象の表記が行われるのです。
いっぽう「傷」「欠陥」などの表記は、「有害なものである」という印象が強くなってしまいますので、検査の結果「有害な存在である」と判明した場合に、「傷」「欠陥」と書かれることになります。

【目視試験に使われる機器】

2015-12-10

目視試験(VT)は、機械・装置、製品などの表面についたきずを、人間の目で見るだけではなく、マイクロスコープやCCDカメラなどで観察すること、拡大鏡・双眼鏡などで観察されることもあります。
機械・装置の表面からは見えない隠れた部分については、工業用内視鏡(ボアスコープ)などが使われることがあります。
これらの機器を使用する場合には、機器のレンズにくもりがないこと、機器の照明を適切な状態にできることを確認して、使用しなければなりません。

【宝石鑑別と顕微鏡】

2014-11-17

最近、「お手持ちの宝石を買い取ります」という業者も増えてきましたし、相続の機会にお母様やお祖母様から受け継いだ宝石を改めて手に取る方も増えているのではないでしょうか?

宝石の鑑別にも顕微鏡が活躍しており、特に宝石の中に含まれるインクルージョン(宝石に取り込まれた内包物)を観察するために、大いに役立ちます。

インクルージョン観察によって、宝石の種類が分かることや、産地まで特定できることもあります。

宝石鑑別には、顕微鏡の他に偏光器、分光器、ルーペなど様々な道具がつかわれます。

【忘れてはいけないレンズ】

2014-10-16

顕微鏡は様々なレンズで構成されていますが、観察に欠かせないレンズの1つが人間の目を構成する水晶体です。

人間の身体は、疲れが溜まれば溜まるほど細かい調整が効かなくなり、水晶体の調整についても例外ではありません。

特に、研究所や病院などで長時間、顕微鏡のレンズを覗いている人は、目を酷使している状況にありますので、できるだけ疲れにくい環境で観察することを心がけなければ、早くに目の疲れが蓄積してしまいます。

【鏡面反射(正反射)】

2013-11-08

観察対象物に光を当てたとき、その光の反射には2種類のタイプがあり、鏡面反射(正反射)と拡散反射と呼ばれています。

鏡面反射(正反射)とは、入射したほとんどの光が、当てた光と同じ反射角で反射するもので、鏡に光が入った時の反射が鏡面反射の典型的なものです。

ただし、鏡面反射しかない反射面があったとしても、全ての光が完全に反射されるわけではなく、入射した光の一部は反射面の下にある材質に吸収されることになります。

【アーティファクトとは?】

2013-10-31

マイクロスコープで生物標本、細胞などを観察する場合、可視光線を利用して観察する場合以外には、蛍光染色をはじめ何らかの前処理を必要とする場合があります。

しかし、このような処理を実施した結果、本来はその生物の内部になかった構造物が、細胞・組織内に生まれてしまうということがあります。

これをアーティファクトと呼びます。

マイクロスコープの世界だけではなく、「自然」を観察する自然科学の分野で「人工のもの」が発生してしまった場合(観測・解析において発生したデータの歪み、エラーなど)、それをアーティファクトと呼びます。

【長時間の継続的な発電が可能な太陽光発電などにも期待】

2012-06-05

電力の需要と供給のバランスを保つためには、使用量の許容範囲が発電量を上回った場合はもちろん、許容範囲を下回っても停電することを知っておく必要があります。

現在、全面的に停止している電子力発電は「ベース電源」として、一時的な電力消費に対応する火力発電や揚水式水力発電は「ピーク電源」として生活を支えてきました。

今後は、長時間の継続的な発電が可能な発電方法として、太陽光発電をはじめ、風力、地熱、水力発電などにも期待が寄せられています。

【「光の三原色」にもとづいた色弱者用の補正レンズに期待】

2012-06-04

このたび「光の三原色」にもとづいた色弱者用の補正レンズが「ネオ・ダルトン」(大阪市北区、tel 06-6311-1780)から販売開始されて話題になっています。

従来の補正レンズは、赤と緑の関係を調整するタイプのものでしたが、光の三原色を取りいれることで、使用する人の色の世界をそのまま生かせるというメリットがあります。

国内に200万人、全世界では2億5,000万人いる色弱者が、従来の生活を維持しながら、色による識別が求められる看板や標識などに対応できることが期待されます。

【光学異性体について】

2011-06-10

異性体とは、分子式が同じで性質が異なる化合物のことですが、光学異性体は鏡像として対照的に存在するのが特徴で、左旋性と右旋性の2種類があります。
 
グリシン以外のアミノ酸の構成物質にある光学異性体は、天然の光学異性体である左旋性のものです。

光学異性体が存在するものとして、乳酸や酒石酸のほか、リンゴ酸、アルギニン、アスパラギン酸などがあります。

ちなみに異性体には構造異性体、立体異性体などがあり、立体異性体はさらに幾何異性体と光学異性体とにわかれます。

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