【ゴルジ染色とは?】

ゴルジ染色とは、神経組織を染色する方法の1つであり、発見者のカミッロ・ゴルジの名前をとって「ゴルジ染色」と呼ばれています。
神経組織の細胞は密集しているという特徴があるため、すべての細胞を染色することでかえって観察しづらくなるというデメリットがあるのですが、ゴルジ染色という方法によると限られた細胞をランダムに染色することが可能になり、観察しやすいのです。
ただし、ゴルジ染色のメカニズムにはいまだ不明の点も多いです。
なお、カミッロ・ゴルジは腱にある感覚器「ゴルジ腱受容器」や、細胞内にある器官「ゴルジ体」などを発見したことでも知られています。