【ザイデル収差】

ザイデル収差(ザイデルの5収差)とは、光学顕微鏡などで像を結ぶときに生じる「理想的な結像からのズレ」のなかで、色収差以外の単色収差のことを分類したものです。

具体的には「球面収差、コマ収差、非点収差、像面湾曲、歪曲収差」のことを言います。

また、ザイデル収差以外にも、レンズの構成材料によって、2種類の色収差(軸上色収差、倍率色収差)が生じることも知られています。

実際に像を結ぶ際には、これらの収差がまじりあって生じることになります。