【顕微鏡的大腸炎について】

顕微鏡的大腸炎は、大腸の組織を採取し顕微鏡で観察してはじめて診断することができる疾病です。

長期にわたる水様性下痢が?状であり、腹痛も起こりますが、患者さんが最も困るのは「生活の質(QOL)の低下」です。

プロトンポンプ阻害薬(胃酸の分泌を抑える薬)や、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を服用していることと、顕微鏡的大腸炎の発症とは関わりが深いという説もありますが、明確な原因は分かっておらず、今後の研究が待たれる分野です。