【ミクロトームとは?】

試料に厚みがあるとき、薄切にする作業を行う道具に「ミクロトーム」というものがあります。
ミクロトームを使うと、試料の厚さとしてはマイクロメートル単位、あるいは数十ナノメートルといった単位に切り取ることができるとともに、均質な切り出しを確実に行うことができます。
特に高倍率における観察や、透過型電子顕微鏡を用いての観察などでは、ミクロトームは欠かせません。
ミクロトームを使用する前には、柔らかい試料を固定する、パラフィンや合成樹脂によって試料を固める作業を行います。