【放線菌とは?】

2015年10月に発表されたノーベル医学生理学賞を、日本人研究者である大村智氏が受賞したことで「放線菌」という言葉が広く知られるようになりました。
放線菌はグラム染色を行うと陽性を示す真正細菌のうち、糸のような形状になるものを指す言葉であり、もとは「放射状に菌糸が伸びる」という特徴を表すものでしたが、現代の分子系統学にもとづく分類では、桿菌や球菌も放線菌に含められるようになっています。
放線菌には抗生物質を生み出すものが多いという特徴があります。