【ギムザ染色とメイ・ギムザ染色】

ギムザ染色は、現代でも急性白血病や悪性リンパ腫が疑われる場合に、骨髄塗沫標本を作製し観察して診断を行うための方法として広く使われています。
もとはマラリア原虫を染色するための方法として開発され、グスタフ・フォン・ギムザというマラリア研究者が開発したものでした。
ギムザ染色に比べて、鮮やかに染色できる方法にメイ・ギムザ染色という方法もあり、メイ・ギムザ染色のほうがアズール顆粒、特殊顆粒などをより鮮やかに観察できることが知られています。