【包埋】

光学顕微鏡で観察するとき、試料を薄切りにしてプレパラートを作成し、観察する場合があります。
しかし、試料が水分を多く含んでいて柔らかいといった場合には、薄切りにする作業が難しい場合もあります。
そのときには、試料を固定し、パラフィンや合成樹脂で試料を固めることで、作業が行いやすくなります。
試料を固める作業を「包埋」と呼び、包埋と行った後に、ミクロトームなどの道具を使って試料を薄切りにすることが行われます。