【微分干渉観察法のメリットと注意点】

微分干渉観察法は、透明な標本をより観察しやすくするための観察法であり、透明な標本の輪郭を際立たせて映しだすことができます。

これは、照明の光が標本を通るとき、勾配や凹凸がある部分では位相差が生じることを利用し、その位相差を利用して観察するのです。

ただし、微分干渉観察法では立体的に見えてしまう標本ですが、実際には立体的ではないものも、微分干渉観察法では立体感あふれる像が映し出されてしまうという点が、注意点と言えます。