【IR対物レンズ】

IR対物レンズ(赤外線観察用対物レンズ)は、主に「近赤外域」と呼ばれる700nm~1300nmの波長の赤外線を使っての顕微鏡観察を行う際に使われる対物レンズです。

たとえばシリコンウエハなどの深部を観察したり、半導体事業などでシリコンチップの欠陥がないかといったことを観察するのに使われています。

可視光線を使うよりも細部にいたるまで観察できるのが、IR対物レンズや赤外線顕微鏡のメリットですが、金属など乱反射を起こしやすい標本の観察には向いていないと言われています。